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ホンダのコンパクトカー「フィット」は、大人気のロングセラー車ですが、3回目のフルモデルチェンジ後に不具合があり、
リコールという事態が起こっています。
ここではフィットの不具合&リコール情報について、気になる2つの箇所についての不具合などを紹介していきます。
ホンダ・フィットの不具合箇所とリコール情報
https://www.honda.co.jp/Fit/
フィットは初代ではリコールはほぼありませんでしたが、2代目から急にリコールが増加するようになりました。
2010年10月、フィットの電気系統でリコールがあり、その次の月の11月にはブレーキ系統に不具合があってリコールになりました。
ホンダのフィットは2013年にフルモデルチェンジして、3代目 GK3/4/5/6型という新型を発売しましたが、これも発売以来リコールが続く状態で、2014年の10月23日には5度目のリコールを発表しました。
2015年・2016年では、ステアリング・エアバッグが、続けてリコールとなってしまいました。
フィットは2代目から搭載エンジンが変わって、安全装備等も充実しました。
しかし、この辺のシステムはその分複雑な構造のため、リコールが続いてしまったということかもしれません。
https://www.honda.co.jp/Fit/
近年のフィットのリコールは、2016年の4月にステアリング操作に問題が出るという発表がありました。
フィットには「パワーステアリング」を搭載していますが、これを制御しているコンピューターの電圧が適切でない為にバッテリーが劣化した状態で大きいハンドル操作をすると、「パワーステアリング」の機能が低下して、ハンドルの操作が増大してしまうのです。
また、キャパシタ電源を使用っているアイドリングストップシステムで、キャパシタの充放電電圧をコントロールしている「昇降圧充放電コンバータ内部素子」の過電流の保護が不十分で、アイドリングストップ後の再始動時などで生じた過電流が当該するコンバータに流れて、内部の素子が損傷したことがありました。
このままの状態で使い続けると、素子が発熱して周辺の樹脂材が炭化することで電流が流れ続けて発煙や発熱が起こり、最悪の場合は火災にまで至るというおそれがあるとされています。
ホンダ・フィットはノッキングに注意!
https://www.tadapic.com/
ホンダ・フィットでは、不具合によって「ノッキング」が起こるかもしれないので注意とされています。
車業界における用語で「ノッキング」とは、一般的に「エンジンから聞こえることがある異音全般」のことになります。
その名の通り、ドアをノックするかのように「カンカン」や「キンキン」などの打音が聞こえるためにノッキングと言われ、そのとき聞こえる音は「ノッキング音」と呼ばれています。
高圧縮比・高回転型・高出力のエンジン等の性能を向上する場合、いかにしてノッキングを抑さえながら性能を引き出せるかということが課題になるとされています。
また、内燃機関分野で、異常燃焼「デトネーション」、早期着火「プレイグニッション」などは厳密にいうとノッキングには含まれないのですが、これらもノッキングとされることも多いです。
https://www.tadapic.com/
たとえば、初代フィットのGD1で、走行中にノッキングをしている感じがするというユーザーがいました。
これはフィットの初期型の、プラグの上にあるイグニッションコイルの不具合です。
後側のイグニッションコイルは、マフラーに近いので熱の為に、高確率で不具合が起こるとされています。
こうなると交換するしかないのですが、ディーラーさんの見積もりで、工賃込みで約34,000円にもなってしまうのです。
また、寒くなるとノッキングが酷くなるとされています。
これは、VTC(Valve Timing Control system。吸気バルブが開閉するタイミングを、エンジンの回転数や負荷に応じ連続的に変更できる機構)バルブが外気温に影響されやすいからという説があります。
内部のサーボバルブ~外側のケーシングの温度の差を縮めるため、家庭用エアコンパイプに巻くようなテープをVTCのバルブの外に巻いて保温をすることで、ゴゴゴというノッキング音が出なくなったという報告があります。
ホンダ・フィットのCVTの不具合について
https://www.honda.co.jp/Fit/
また、フィットには「CVT」の不具合もあるといわれています。
「CVT」とは、歯車/ギアではない機構で、連続的に変速比を変えるというトランスミッションのことです。
一般的なCVTでは、「V字プーリー」と「スチール製ベルト」を使い、2つのV字プーリーを圧着、間にベルトを通すことでエンジン動力を伝えています。
このV字プーリーの溝幅を変えて変速が行われます。
CVTは燃費が良いというメリットがあります。
また、ATやMTのような変速によるショックもないため、スムーズな加速を得ることもできるのがメリットです。
しかし、ホンダのフィットではこのCVTに不具合が起こるとされているのです。
https://www.tadapic.com/
フィットのCVTでは症状として「車体ショック」というものがあります。
具体的に言えば、平成18年5月の「DBA-GD3」で中低速で走行中、体にかかる車体ショックが不愉快・気持ちが悪いという事例がありました。
これも修理を行うと税込みで70912円もしてしまうということで、かなり問題となっています。
巷では、ホンダのCVTの故障は大変多いと言われています。
「でも新しいCVTなら大丈夫でしょ?」と考えている人も多いかもしれませんが、実は重症度でいうと新しい方が酷い事例が多いようです。
修理ではなく、CVTそのものの交換でないといけない事が多いとか。
フィットはいろいろと新しい技術を使っているため、こういった不具合が多く起きてしまうのかもしれません。
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