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フィットはホンダの定番コンパクトカーです。
この車は、今ではホンダを代表する車種といってもよいでしょう。
人気のため、フィットは2001年に発売以来、何回もモデルチェンジをしています。
ここでフィットのモデルチェンジの歴史、「フィット2nd」から進化したポイントについて紹介します。
ホンダの大ヒットモデル!フィット2ndの特徴
画像引用:https://www.honda.co.jp/Fit/
フィットはホンダのコンパクトカーとして、2001年に発売されました。
ホンダの車で最も小さく、それでいながら当時のコンパクトカーとして群を抜いていた広いラゲッジスペースが好評となり、コンパクトカーの代表的な形のひとつとなりました。
それまでのコンパクトカーといえば、「安い・小さい・軽自動車と違う白ナンバー」という点が魅力でしたが、そこにフィットは「スペース効率・デザインの自由度があるボディ」という新しい概念を持ち込んで大ヒットとなりました。
初代の GD1/2/3/4型では、2007年6月までに世界累計販売が200万台を超えています。
そして、満を持してという感じで2007年10月にフルモデルチェンジされ、2代目GE6/7/8/9型が発表されましたが、このモデルも、初代同様に大ヒットモデルとなりました。
先代と比べての特徴は、ボディが一回り大きく、その車体剛性も1.5倍となったことです。
1990年代の後半から「5ドアハッチバック車」が基本となっていたコンパクトカーで、ミニバンと思われない程に大きくスペースを広げた方がいいという、絶妙なポイントを突いたのがフィットの2代目です。
キープコンセプトは同じく大ヒットした初代からさほど変わっていないのも魅力となりました。
そして、このモデルからガソリン車に加え「ハイブリッド車」が登場しているのも特徴です。
2ndのGE6~9型は5ナンバーサイズギリギリまで全幅が拡大(1,695mm)され、スペース効率をさらに追求しています。
画像引用:https://www.tadapic.com/
エンジンは先代と同じL13A・L15Aですが、「i-VTEC」仕様になりました(L13A:100PSとL15A:120PS)。
L13A型ではバルブ休止型VTEC、L15A型では低速域・高速域により切り替えする高出力型のVTECに変更されました。
後者は、新しく低速側ロッカーアームを高強度なアルミ材を使ったL字型にして、従来の高出力型のVTECではロッカーアームが3つ必要でしたが、2ロッカーになって低速域・高速域を切り替えられるコンパクトな構造になりました。
トランスミッションはFF仕様でCVTが、4WD仕様で5速のATが組合わされました。
フィット2ndから進化した現行モデル3つの特徴
画像引用:https://www.honda.co.jp/Fit/
大ヒットしたフィット2ndから、ホンダのグローバルオペレーションの一角として2013年9月にフルモデルチェンジされた3台目が登場しています。
これがフィットの現行モデルですが、フィット2ndからさらに進化しました。
現行モデルの特徴は、初代からのキーコンセプトは継承しながら、パワートレイン・車体を新しい設計にして性能をアップさせました。
3つの特徴のひとつは、「EXCITING H DESIGN!!!(エキサイティング エイチ デザイン)」というデザインコンセプトで、2ndよりもボディがさらに一回り大きくなりましたが、全幅は2ndと同じ1,695mmで5ナンバーサイズをギリギリで保っています。
プラットフォームが一新されることで、ホイールベースは30mm延長の2,530mmになりました。
サスペンションも一部新設計され、操縦安定性やそれまではあまり良くないという評価もあった乗り心地の良さがアップしました。
もうひとつは、パワートレインがエンジン・トランスミッション共に新しくなったことです。
エンジンはSOHCからDOHCになり、1.3Lではアトキンソンサイクル採用、1.5Lでは直噴化となりました。
最高出力・最大トルクは、それぞれ100ps・12.1kgm、132ps・15.8kgmに向上しました。
トランスミッションやエンジンが改良されたことで、燃費の向上も実現しました。
駆動方式では先代と同じFF・4WDがあり、4WDモデルAT仕様は、5速トルコン式からCVTになりました。
画像引用:https://www.honda.co.jp/Fit/
最後の特徴として、現行フィットの2ndからの最大の変更点であるのが「安全機能の強化」です。
「Honda SENSING(ホンダ センシング)」という安全装備が採用され、横滑り防止装置の「VSC」や「エマージェンシーストップシグナル」が全グレードで標準装備され、衝突被害軽減ブレーキである「シティブレーキアクティブシステム」がオプションになりました。
前席や後席の居住性の改善も図られ、2014年の一部改良では装備の充実も行われました。
フィットのモデルチェンジまとめ
フィットのモデルチェンジまとめについてでした。
フィットは初代からの人気モデルであったため、現在まで続くロングセラーとなっています。
さらに、来年2019年には待望の4度目のフルモデルチェンジが行われるという噂のため、こちらも注目ですね。
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