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コンパクトカーで人気のフィットは、2017年にフルモデルチェンジに匹敵するというほどの大幅なマイナーチェンジを行いました。
最大の特徴は安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」が搭載されたことで、これは2018年の一部改良で全モデル標準装備となりました。
それ以外にも改良した点があります。
そこで、「自分もフィットを購入したい!」という人のために、ここでフィットの試乗レポートをしてみました。
新しいフィットに乗ってみてわかった、3つの魅力を説明してみましょう。
フィット試乗レポート1:静粛性が更に進化
画像引用:https://www.honda.co.jp/Fit/
2017年のマイナーチェンジでフィットが従来よりも改善された点が「静粛性」です。
1.5リッター自然吸気エンジンの「i-VTEC」を搭載している「ハイブリッド・S」は、前回のマイナーチェンジの改善点を大きく感じられるモデルです。
乗り込んで最初に感じるのは、ドアを閉めたときの「密閉感」、つまり静粛性です。
走行中もその静けさがキープされていました。
画像引用:https://www.tadapic.com/
「ハイブリッド・S」「RS」「15XL」のダッシュボードは、広範囲に防振/防音用インシュレーターが貼られています。
また、「ハイブリッド・S」だけの処置として、エンジンマウント・吸音材・フロアアンダーカバーの材質・形状がより最適化され、フロントガラスが遮音ガラスになり、フロントコーナーガラスに板厚が増えたという徹底ぶりです。
全車共通では、貼り込まれた遮音シートの厚みが2mmから3mmになったという点があります。
静粛性というのは、買い物程度ならそれほど気にならなくても、遠出をするときには重要な点になるので、この静粛性の向上は非常にうれしいポイントですね。
ただ、ホンダのハイブリッドはエンジンが主役のため、EV的な静粛性を期待しているとすこし気になるかもしれないというところです。
フィット試乗レポート1:安全システムが強化
画像引用:https://www.honda.co.jp/Fit/
前回のフィットのマイナーチェンジの目玉が、「安全システムの強化」です。
2018年の一部改良によって、安全運転支援システムの「Honda SENSING(ホンダ センシング)」が全モデルで搭載されました。
これは、ホンダの最新車に導入が進められている先進セーフティ技術ですが、このたびフィットのようなコンパクトカーにも搭載されることになりました。
高精度ミリ波レーダーと、高性能単眼カメラが車両の前方状況をチェックし、事故を未然に防ぐシステムで、万が一のときに安全・安心をもたらします。
総合的にアクセル・ブレーキ・ステアリングをコントロールして、衝突軽減ブレーキ・誤発進抑制機能・路外逸脱抑制機能を実現。
画像引用:https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/photo/613905.html
さらに、時速30km~115kmの広い範囲で前に走る車との距離を適切に保ってくれる「アダプティブ・クルーズ・コントロール」等、ドライバーのストレスを軽減して快適なドライブをサポートしてくれるなど、さまざまな機能が搭載されています。
そのセーフティ性能のレベルアップは劇的というくらいです。
「Honda SENSING」はトヨタの安全システム「Toyota Safety Sense C(トヨタ セーフティ センス C)」と並んで高性能とされているので、この「Honda SENSING」をきっかけとしてフィットを選ぶというユーザーも多くなるかもしれません。
フィット試乗レポート1:室内ユーティリティも快適
画像引用:https://www.honda.co.jp/Fit/
現行のフィットは、最初に登場したときからユーティリティの高さにおいてほかのコンパクトカーのライバルと比較してもモデルになる存在でした。
これは、大規模なマイナーチェンジをした現在でも変わっていません。
リアシートの足元の広さならスズキの「バレーノ」や日産の「ノート」など、優れたクルマはほかにもありますが、室内の空間と荷室のちょうどよいバランス、リアシート座面の高さがちょうどよく、開放感がある眺めといった、「パセンジャーカー」としてのフィットの評価は最高とされています。
まず、キャビンスペースの広さではもはや世界一と言って良いくらいです。
身長183cmの男性にドライビングポジション合わせている状態で、同じ身長183cmの男性がリアシートに座っても余裕しゃくしゃくの広さがあります。
なおその状態で、2000ccクラス4ドア車トランクに匹敵するようなラゲッジスペースを残します。
画像引用:https://www.honda.co.jp/Fit/
この驚異的なスペースは、VWの「ポロ」やトヨタの「ヴィッツ」、マツダの「デミオ」すら比較にならず、室内が広いと言われている日産の「ノートすら」完全に凌駕するほどです。
フィットと同じくらいのキャビンスペースが必要なら、スバルの「インプレッサ」など、2ランク上の車が必要になり、家族4人乗りのファミリーカーとして必要十分な広さとなっています。
たとえば、2人で出かけるときに趣味の道具をたくさん積み込んで長旅も可能なほどの余裕があって、旅館に泊まるなら4人とその分の荷物も余裕です。
同じくホンダのフィットより大きなステーションワゴン「シャトル」もありますが、荷室の容量にこだわりがない限り、シャトルも必要としないほどのユーティリティを持っているのが特徴です。
前回の大幅なマイナーチェンジで、乗り心地・静粛性も大きく向上したということもあり、フィットでの遠出もさらに楽しいものになるでしょう。
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